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帆を広げた美しい姿から「太平洋の白鳥」と呼ばれた帆船日本丸

帆船日本丸は、昭和5（1930）年に、船員養成の目的で建造されました。引退するまでの航行距離延べ183万km、地球を約45周し、11,500人の船員を養成。エンジンは稼働時間が54年2ヶ月で船舶用としては世界一長く、ギネスブックに掲載されています。帆船日本丸が保存されている石造りドック自体も重要文化財であり、ランドマークタワーの下にあるドックヤードガーデンでは水が入っていない状態で石造りのドック（重要文化財）を見ることができます。

明治44（1911）年に開通した臨海鉄道の一部、約500mを利用した海を渡る遊歩道。レールや橋梁が残されており、当時の面影を感じることができます。みなとみらいビル群の景色が楽しめ、春には桜スポットとしても人気の散策路です。

近代産業遺産認定

新港ふ頭に保存されている電動式起重機（ハンマーヘッドクレーン）は大正初期にイギリスから導入し設置されました。関東大震災にも耐え、日本に3基しか現存しない歴史的に貴重なクレーンの一つです。

令和元（2019）年には商業施設や客船ターミナル、ホテルが一体となった複合施設、横浜ハンマーヘッドがオープンしました。

明治末期から大正初期に最新式の保管倉庫として建設されました。現在はギャラリースペースやホール、レストラン、ショップ等として使用され、多くの人々が訪れる横浜を代表する観光スポットです。夜になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気に。
※令和4年5月9日（月）から順次、12月頃（予定）まで大規模改修工事のため休館します。

安政5（1858）年に日米修好通商条約により開港場に指定された横浜で最初の波止場となりました。慶応3（1867）年に湾曲させた防波堤の形が象の鼻に似ていることから、いつしか「象の鼻」と呼ばれるようになりました。開港150周年を記念して整備されたパーク内の「象の鼻防波堤」は、先端までアクセスできるよう復元されており、歴史を感じられる場となっています。また、パーク内には、アートスペースを兼ね備えたレストハウス「象の鼻テラス」があり、「象の鼻カフェ」が併設されています。

また、神奈川県庁本庁舎（キング）のある日本大通りは、慶応2（1866）年の慶応大火の後、日本人街と外国人居留地の間の防火帯としての役割を持たせて造成された日本で初めての西洋式街路です。対象から昭和に建てられた異国情緒あふれる歴史的建造物と美しいイチョウ並木を楽しむことができます。

世界中の大型客船が寄港する国際客船ターミナル。波のうねりをイメージした屋上広場からは、みなとみらい２１や横浜三塔の風景を一日中楽しむことができます。水面に浮かぶ鯨の背中のようにも見えることから「くじらのせなか」という愛称でも親しまれています。

関東大震災の瓦礫を埋め立て昭和5（1930）年にできた日本で最初の臨海公園です。インド水塔やサンディエゴ市から贈られた水の守護神など、国際交流を感じさせる像があります。港の眺めがロマンチックでデートスポットとしてもオススメです。

国指定重要文化財　平成28（2016）年

山下公園開園と同じ都市に竣工。太平洋横断シアトル航路へ就航した貨客船であり、豪華な装飾や料理などの最高のサービスで「北太平洋の女王」と呼ばれました。太平洋戦争中は海軍特設病院船として活躍しました。