はまっ子大使が勧める横濱コトギフト⑤ 三溪園

榊原里江(第16代横浜観光親善大使)2019年01月29日

第五回 歴史的建造物と自然に触れ合い、ひとときの和と静寂に出会える場所「三溪園」
観梅会は2月9日(土)~3月3日(日)まで開催されます。お見逃しなく!

今回は、中区本牧三之谷に位置する国指定の名勝であり、多くの重要文化財を有する三溪園で、公益財団法人三溪園保勝会 広報担当の吉川さんから、貴重なお話を伺いました。

横浜の歴史を語る上で欠かせない人物が、今年没後80年となる実業家 原三溪です。彼は、明治維新、戦争、大震災の激動の世を生き、横浜で日本と世界を繋ぐ生糸の貿易会社を、経営、日本の経済発展に寄与しました。また、室町時代から江戸時代までに建てられた歴史的建造物を、京都や大阪、鎌倉などから移築し、それらを本牧の地に新たに配置し、三溪園を造園しました。

園内の外苑は一般に公開、内苑は原家がプライベートスペースとして使用していましたが、1953年に横浜市に譲渡・寄贈され、現在まで補修を繰り返し一般公開されています。さらに三溪は、芸術家の育成や伝統芸術の発展にも貢献し、芸術家の作品の一部は、今も園内の三溪記念館で見ることができます。

園内では、一年を通して季節のお花や自然を楽しむ催しや、お茶会が開かれており、市民をはじめ観光客も参加でき、五感で和と静寂を感じることのできる癒しの場所となっています。

三溪園が、原三溪の精神を受け継いだ究極の『おもてなし』の場所であることを知り、時間や空間を超えて、人々が惹きつけられる理由がわかった気がします。

公式サイトURL:https://yokohamagoods001.jimdo.com/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%9C%9F%E7%94%A3/%E3%82%B3%E3%83%88%E3%82%AE%E3%83%95%E3%83%88/%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%92/