はまっ子大使が勧める横濱コトギフト①宮川香山 眞葛ミュージアム

川内美月、渡部結郁子(第17代横浜観光親善大使)2019年12月09日

~第1回「"幻のやきもの" 宮川香山 眞葛ミュージアム」~

【明治時代の横浜で生まれ、世界中から愛された眞葛焼】

横浜観光親善大使が、ヨコハマ・グッズ「横濱001」からおすすめの横浜みやげや見所である「コトギフト」を紹介します。第1回の今回、私たちがおすすめするのは「宮川香山 眞葛ミュージアム」です。

ここでは「幻のやきもの」と呼ばれている“眞葛焼”が大切に保管・展示されています。
明治時代、貿易港として栄えた横浜では海外へ輸出するための陶磁器がたくさん作られていました。中でも宮川香山の眞葛焼は、時代のニーズに合わせたデザインを施していたため、長きにわたって世界を魅了しあらゆる博覧会で高い評価を受けていました。

館長の山本さんは「眞葛焼のデザインの変化をみると、“鏡”のように横浜の歴史が分かるんです」とおっしゃっていました。

一番印象に残った作品は「琅玕釉蟹付花瓶(ろうかんゆうかにつきかびん)」です。
精緻なつくりと繊細な色づかいで今にも動き出しそうな高浮き彫りの蟹と、本物の水が張っているような深く澄んだ花瓶の中の青色に水辺の爽やかな風を感じました。

そして、この作品は香山の遺作であり、初期と後期の作風が共存した香山の一生が感じられる作品と言われているそうです。

横浜で生まれ世界中で愛された眞葛焼を鑑賞しながら、素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

公式サイトURL:http://kozan-makuzu.com/