はまっ子大使が勧める横濱みやげ②荒井屋

川内 美月(第17代横浜観光親善大使)2019年12月09日

~第2回 横浜名物といえば「牛鍋」。124年続く文明開化のお味。~

【横浜の老舗店「牛鍋処 荒井屋」さんをご紹介します!】

「牛鍋食わぬは開化不進奴」(時代遅れな人だ)と表現された明治時代。
横浜生まれの牛鍋は食肉文化を庶民に浸透させました。多くの人々が横浜名物の牛鍋に舌鼓を打ったそうです。

荒井屋は、明治28年の創業当時から伊勢佐木町に本店を構えた老舗で、現在は市内に3店舗あります。

今回は本店へお邪魔し、牛鍋をいただきました。
牛鍋はすき焼きとは調理方法が異なり、初めから割下と具材をお鍋に入れて加熱するのが荒井屋さん流とのこと。

美しい霜降り黒毛和牛とこだわりの千住葱、焼き豆腐、椎茸、春菊、白滝が、目の前でコトコトと煮立てられ、湯気と共に甘い香りを漂わせます。
お肉を溶き卵にくぐらせて一口頬張ると、旨味がじゅわ〜っと口の中いっぱいに広がります。秘伝の割下は素材の味を引き立てるしっかりとしたコクとさっぱりとした口当たりが絶妙なバランス。
多くの皆様に味わっていただきたいハマっ子自慢の一品です。

五代目の荒井亮一さんは「伝統の形を引き継いで、牛鍋が横浜発祥の料理であることをもっとアピールしていきたい」と笑顔でお話しくださいました。

店内仕込みの「特製ハンバーグ・ステーキ」や「特製牛肉佃煮」はヨコハマ・グッズ001に認定されていて、髙島屋横浜店などの店舗やインターネットからも購入が可能です。横浜老舗の味を気軽に食卓でも楽しんでみてはいかがでしょうか?

公式サイトURL:http://www.araiya.co.jp/