洋の街、元町の創作和菓子「横浜元町 香炉庵」

渡部結郁子(第17代横浜観光親善大使)2020年02月29日

西洋的イメージが強い元町で、この町らしさを取り入れた新しいジャンルの和菓子を作りたいと2004年に創業された『横浜元町 香炉庵』。
他店にはない洋のテイストを感じる見た目と味わいの美しい和菓子には、開港当時の横浜商人のような視点の新しさと行動力、情熱とこだわりを持った職人の姿を感じます。

看板商品の「黒糖どらやき」はふわふわとしたスポンジケーキのような食感の生地とすっきりとした味わいの粒あんで作られています。また「花元町」は横浜港の浮き玉をモチーフにしたカラフルでモダンな最中で、その華やかさはハレの日のお菓子にぴったりです。
また、近隣の小・中・高校に引菓子を出したり、フェリス女学院大学とのコラボ和菓子の製作や横浜ブランドの食材を使用したゼリーの販売など地域との繋がりを大切にしながら、横浜の魅力を様々な形で広めています。

そして本店2階には喫茶室「香炉庵茶寮」があります。店名にちなんだ香炉が所々に置かれており、落ち着いた雰囲気の中で和菓子やお食事が楽しめます。
今回、私は「香炉庵あんみつ」をいただきました。フルーツに彩られ、さらりとしたこしあんとつるんとしつつも歯応えのある寒天がとても美味しかったです。
目でも舌でも楽しめる横浜らしいモダンな和菓子を是非味わってみませんか。

公式サイトURL:http://kouro-an.jp/