クラシックホテル ホテルニューグランドのご紹介

首藤 櫻(第18代横浜観光親善大使)2020年10月27日

もうすっかり肌寒い季節になりましたね。
山下公園通りのイチョウも少しずつ秋の装いに変わってきています。

私たちは先日ホテルニューグランドを訪問し、館内を案内していただきました。

横浜・山下公園前のランドマークとして横浜市民に親しまれているホテルニューグランドは日本で有数のクラシックホテルの1つで、日本クラシックホテルの会にも加盟しています。1927年に開業し、今年で開業93周年を迎えます。

なんとあのG H Qのダグラス・マッカーサーや喜劇王チャーリー・チャップリンといった世界的な著名人が多く訪れているんだそうです! 歴史の重みを感じますね。

ご案内していただいた館内の中で特に印象的だった場所を2つご紹介いたします。

1つ目は本館の大階段です。本館正面玄関を入ってすぐ目に入る大階段は美しい絨毯が敷かれており、ホテルニューグランドのシンボル的存在になっています。重厚な雰囲気がとても素敵です。階段下にはウェルカムの意を示すフルーツバスケットがあるのでぜひ探してみて下さいね(*^^*)

2つ目はタワー館最上階に位置するスカイチャペルです。今回特別に見学させていただきました!チャペルを入ると目の前には横浜港やみなとみらいの景色が広がっています。THE・横浜という景色を臨みながら式を挙げられるなんてとても素敵ですよね。

そして私たちは本館1階にある“ザ・カフェ”でホテルニューグランド発祥のお料理もいただきました。

皆さまはホテルニューグランドで誕生したお料理をいくつご存知でしょうか。

正解はシーフードドリア、ナポリタン、プリン・ア・ラ・モードの3品です!どれも広く知られている人気料理ですよね。

私たちはその中からシーフードドリアとプリン・ア・ラ・モードをいただきました。シーフードドリアは、初代総料理長 サリー・ワイル氏が体調を崩した外国人客のために体調が悪くても食べられる喉越しが良い料理として即興で考案したものだそうです。

丁寧に裏ごしされているというホワイトソースは舌触りがとても滑らかでコクがあり、まさに体調が悪い時であってもペロッと食べられてしまうような優しいお味でした。中に入っている海老のベシャメルソースとの相性も抜群で、シェフのこだわりの詰まった至高の1品でした。海老や帆立がごろごろと入っており、食べ応えもあります!

プリン・ア・ラ・モードは終戦後7年間、GHQに接収されていた際にアメリカ人将校夫人たちを喜ばせたいと、当時のパティシエの方が考案し、誕生した1品だそうです。

目の前に運ばれてきた瞬間、そのボリュームのある豪華な見た目に思わず目を輝かせてしまいました…!プリン、アイスクリーム、フルーツ、生クリームがコルトンディッシュという特殊な器に盛り付けられています。
硬めのプリンはとても濃厚で、ホテル特製のアイスクリームは手作りならではのどこか懐かしいお味がしました。

ホテルニューグランドでは非接触型のA R館内ツアーも行っているそうです。専用アプリを起動後、特定のスポットでスマートフォンをかざすとそのスポットに関する説明文等が表示されます。A R館内ツアーを利用すれば、館内散策をより深く楽しむことが出来そうですね。

伝統は守りながらも新しい技術を取り入れて発展し続けていくホテルニューグランドには、語り尽くせない魅力がまだまだありそうです。

日本だけではなく世界からも愛されているホテルニューグランド、皆さまもぜひ訪れてみて下さい。

公式サイトURL:https://www.hotel-newgrand.co.jp/