横浜のスポーツチーム特集
アイスホッケーは、30m×60mの楕円形のスケートリンク上で、6人編成の2チームで行われる冬のスポーツです。スケート靴を履いた選手たちは時速40キロ近くのスピードで氷上を滑り、スティックを用いて硬質ゴムでできた円盤形のパックを相手ゴールに打ち込みます。“氷上の格闘技”とも言われるほどの選手同士の激しいコンタクトが、ファンを夢中にさせます。
2004年に放映された月9のドラマの題材にも取り上げられ、横浜の風景やアイスホッケー場もロケ地として登場しました。
発祥地は諸説あり、16世紀のオランダの絵画に、市民が氷上で棒をもって遊んでいる光景が描かれているほか、アイルランドやスコットランドが起源という説も。アメリカではアメリカンフットボール、野球、バスケットボールと並び、4大スポーツとして高い人気を誇っています。
日本では、1915年に諏訪湖でプレーされた記録が残っているほど古くから行われており、五輪の出場経験も多数。2018年の平昌五輪では、女子日本代表が6位になりました。
ここに注目! スポーツが楽しくなる
観戦ガイド
POINT1
体力の消耗が激しいスポーツのため選手交代も多くなります。試合を止めずに選手交代できるため、1分以内に次々と選手が入れ替わる様子は、他のスポーツではなかなか見られない光景です。
POINT2
スケートリンクの氷を維持するために会場内の温度は低く設定されています。暖かい服装での観戦がおすすめです。心配であれば、ひざ掛けなども持参しましょう。
POINT3
“氷上の格闘技”とも呼ばれているアイスホッケー。選手同士が本気でぶつかり合う光景は、迫力満点です。飛び交うパックは時速160キロものスピードが出ます。攻守の切り替えも早く、観戦していると息をつく暇がありません。
POINT4
アイスホッケーでは「ペナルティーボックス」というルールがあり、反則を犯した選手はボックスの中から一定時間、出ることができなくなります。反則を犯したチームは少ない人数で戦わなければいけないため、相手チームはこのチャンスを活かそうと猛攻を仕掛けるのです。
※チーム・選手・ユニフォーム・背番号は2023年3月現在の情報です。
KOSÉ新横浜スケートセンターをホームアリーナとする、アジアリーグアイスホッケー所属のアイスホッケーチーム。2019年に横浜市を拠点とする初めてのプロアイスホッケーチームとして発足。2020年、横浜港の開港記念日である6月2日に、アジアリーグアイスホッケーへの正式加盟が決定しました。
公式キャラクターは、身長「すてぃっく1ぽんぶん」体重「ぱっく3こぶん」という、白くてかわいい「グルーガ」。「だいふく」というニックネームもついています。
また、子どもを対象としたアイスホッケー教室も開催しており、競技を通して地域のスポーツ振興を後押し。アイスホッケーの普及や働き方改革による「デュアル・プロ育成モデル(DPM)」の確立など選手のセカンドキャリア問題にも積極的に取り組んでいるチームです。