神奈川県立金沢文庫 特別展「久米田寺」
学習・体験
アート・芸術
イベント
神奈川県立金沢文庫では、2024年9月28日(土)から11月24日(日)まで特別展「久米田寺」を開始します。
神奈川県立金沢文庫に隣接する称名寺は、鎌倉幕府で重きをなした金沢北条氏の菩提寺で、各地の学僧があつまる律院でもあり、また真言密教弘通の道場、そして華厳修学の一大拠点でした。称名寺歴代長老のうち、第三代長老の本如房湛睿は華厳、戒律、真言などの碩学でしたが、彼が教学の研鑽を深めたのは和泉国久米田寺(大阪府岸和田市)でした。
行基創建と伝わる久米田寺には、鎌倉時代からの中世絵画や古文書が多数伝来しています。一方、湛睿とその周辺の僧侶が久米田寺で活動したことから、称名寺にも久米田寺に関する史料が多数伝来しており、現在金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」の一角を占めています。久米田寺と称名寺という遠く離れた両寺院ですが、中世には密接な僧侶の交流があり、互いの歴史や教学研究の面で深い関係にありました。
同展覧会では久米田と称名寺伝来の資料群に加え、湛睿をはじめとする僧侶の活動と寺院間交流のなかで生成した資料を一堂に集め、中世久米田寺の歴史を紹介するとともに、知られざる両寺院の交流の歴史を解き明かします。
Information-イベント情報-
開催日 | 2024年9月28日(土)~11月24日(日) ・前期:9月28日(土)~10月25日(金) ・後期:10月26日(土)~11月24日(金) ※休館日 毎週月曜日(ただし、10月14日(月)、11月4日(月)は開館)、10月15日(火)、11月5(火)休館 |
---|---|
詳細 | 【主要展示資料】 〔種別/文化財指定/作品名/備考(公開期間)〕 ・絵画/重文/星曼荼羅図/平安時代 久米田寺(前期) ・絵画/重文/安東蓮聖像/鎌倉時代 久米田寺(後期) ・絵画/重文/香象大師像/鎌倉時代 東大寺(前期) ・古文書/重文/足利直義願文/南北朝時代 久米田寺(後期) ・古文書/国宝/安東助泰書状/鎌倉時代 称名寺 ・聖教/国宝/華厳勅題鈔/鎌倉時代 称名寺 ※文化財保護のため、会期中一部展示替があります。 |
時間 | 9:00~16:30(入館は16:00まで) |
場所 | 神奈川県立金沢文庫Google map |
エリア | 南部エリア(金沢・南・港南・戸塚・栄) |
料金 | ◆観覧料 ・一般 800円 ・20歳未満及び学生 600円 ・65歳以上 200円 ・高校生 100円 ※上記料金はすべて消費税込み |
お問合せ | 神奈川県立金沢文庫 |
電話番号 | 045-701-9069 |
URL |
※詳細は主催者のホームページ等でご確認ください。 |
地図を見る(Google Map)
話題の最新記事
今月のイベント
広 告