パシフィコ横浜の「DinoScience 恐竜科学博」はソニーの技術で白亜紀後期を体感するひと味違う恐竜博!
パシフィコ横浜 展示ホールA
掲載日:
更新日:
夏休みの風物詩といえば恐竜! パシフィコ横浜で2021年7月17日(土)、「Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2021@YOKOHAMA」(以下、恐竜科学博)が開幕しました。
昨年、3年ぶりに開催予定だった「ヨコハマ恐竜展2020」は感染症拡大のため中止になったので、恐竜をテーマにした展示会は4年ぶりの開催となります。
今回の「恐竜科学博」を主催するDinoScience恐竜科学博製作委員会は、ソニーグループ(株)やソニー(株)、ソニー・ミュージックエンタテイメントなどの9社で構成されています。イベントタイトルに“Sony”と“科学博”を冠する通り、ソニーの技術で生き生きとした恐竜を鑑賞できるひと味違った内容になっています。
また、恐竜科学博はソニーのテクノロジーのほかに、
・米国のヒューストン自然科学博物館から同博物館以外で展示されたことがない“奇跡の化石”と呼ばれるトリケラトプス「レイン」の化石
・脳腫瘍があったゴルゴサウルス「ルース」
・世界初展示となるトリケラトプスの子どもを最新技術で再現したレプリカ
が必見のポイントです。本記事では、そんな恐竜科学博の魅力やポイントをご紹介します。
#ディノサイエンス
#恐竜科学博
#恐竜くん
#パシフィコ横浜
? 展示のポーズにもこだわった「生きていた恐竜」を楽しむ
恐竜科学博は、テーマごとに、
・ZONE 01 プロローグ~変わり続ける地球と生命~
・ZONE 02 発見ラボラトリー~科学が解き明かすララミディア大陸~
・ZONE 03 フィールドツアー~少年トリケラトプスの冒険~
・ZONE 04 白亜紀体験シアター~恐竜たちが生きる世界~
・ZONE 05 特別展示「レイン」と「スタン」~LANE&STAN~
の5つのエリアに分けられているほか、
・恐竜グッズストア「DinoScience Store」
・フード&ドリンクスペース「美食恐竜のキッチン」
が併設されています。
※一部の展示は安全のため、年齢制限などの利用基準が設けられています。
恐竜科学博は、恐竜研究家や恐竜イラストレーターとして活動する恐竜くん(田中真士)が企画・監修。恐竜くんは、従来の恐竜博のように、1億6千万年以上という恐竜時代を全体を大きく俯瞰して網羅したないようを紹介するのではなく、恐竜時代の最後の200万年である白亜紀後期の、馴染みのない “ララミディア大陸” の中部の海岸沿いの湿地帯 をテーマにして企画したそうです。
“ララミディア大陸”は、かつて北米大陸の西側に存在し、のちに北米大陸とつながった“失われた大陸”ですが、恐竜化石の宝庫とも呼ばれているんだそうです。
これだけ時代やエリアをフォーカスすることで、今回の主人公である「トリケラトプスがどんな世界を見ていたのか、どんな生きものたちと暮らしていたのか」を体感できる展示が展開されています。
ポイント① 恐竜の足跡
ZONE 01 プロローグ~変わり続ける地球と生命~ では、化石として残ることが貴重な「恐竜の足跡」の化石(複製)を展示することで、6600万年前に恐竜が地上で“生きていた”軌跡を感じることができます。
ポイント② 恐竜にも脳腫瘍があった?! ゴルゴサウルス「ルース」
ZONE 02 発見ラボラトリー~科学が解き明かすララミディア大陸~ では、ララミディア大陸がどのような気候だったのか、生態系だったのか、どんな恐竜が生息していたのかについて、貴重な標本や資料など、10のテーマで紹介しています。
中央に展示されているゴルゴサウルスの「ルース」は、恐竜としては世界で初めてとなる “脳腫瘍の痕跡がある” 非常に珍しい骨格標本です。
ティラノサウルスより小型でチーターのようなハンターだったゴルゴサウルス。そのゴルゴサウルスの中でも「ルース」は脳腫瘍があったことにより、転倒していたと思しき体中の傷があったという印象的な恐竜です。
ポイント③ 世界初公開! 幼いトリケラトプスを再現
ZONE 03 フィールドツアー~少年トリケラトプスの冒険~ では、群れからはぐれた幼いトリケラトプスが、危険がいっぱいのララミディア大陸を冒険する様子を恐竜くんが描いたイラストと約20体の骨格標本で展示しています。
幼いトリケラトプスの骨格標本は世界初公開! 幼いトリケラトプスの化石は現在まで発見されていませんが、恐竜科学博の目玉でもあるトリケラトプス「レイン」(2002年にブラックヒルズ地質学研究所が発掘したトリケラトプスの化石標本)の骨格を3Dスキャンしたものを、恐竜の成長の研究データに基づき若返らせて再現した科学的に正確な骨格標本なんだそうです。
幼いトリケラトプスは冒険中にさまざまな生き物と遭遇しますが、その様子を恐竜くんのイラストと今にも動き出しそうな印象的な骨格標本で表現しています。恐竜くんが細かいポーズにもこだわった展示なんだとか。
足元には幼いトリケラトプスの足跡があるので、それに沿って展示を観覧すると、特に子ども目線だと、幼いトリケラトプスと冒険しているような感覚を味わえるかも知れません。
ポイント④ トリケラトプス「レイン」が日本初上陸!
今回の恐竜科学博の目玉が特別展示のトリケラトプスの「レイン」とティラノサウルスの「スタン」です。
「レイン」は、2002年にブラックヒルズ地質学研究所が発掘した “奇跡の化石”と呼ばれるトリケラトプスの化石標本です。トリケラトプスは50%以上の化石が残っているものが数体しかない中、「レイン」の化石は80%以上が本物という驚異的な保存状態なんだそうです。全長 7m、高さ 3mでほぼ完全な全身の骨格だけでなく、世界初の大型皮膚痕が残る貴重な骨格標本が今回、日本初上陸!
「スタン」は、ティラノサウルスの中でもトップクラスに保存状態が良い骨格標本のレプリカですが、こちらも監修の恐竜くんがポーズの細部にまでこだわった、恐竜くん曰く “おそらく世界で一番やんちゃなティラノサウルス” です。
そんな「レイン」と「スタン」ですが、とりわけ「レイン」の骨格標本は、これまで、ヒューストン自然科学博物館でのみ展示されたことがない貴重なもの。恐竜科学博の終了後は、ヒューストン自然科学博物館に返還されるので、恐竜好きにとっては見逃せない展示です!
「レイン」の実物全身骨格の後方には、世界初の大型皮膚の化石も展示されています。骨だけでなく皮膚まで化石として6600万年という途方もない月日を経て展示されるということも信じられない奇跡。
6600万年のときを経てもなお、ほぼ完璧な姿でい続けた「レイン」を鑑賞しながら、「レイン」が生きていた時代を想像してみるとロマンが広がりますね!
<スポンサーリンク>
? ソニーのテクノロジーで「生きていた恐竜」を想像する
恐竜科学博は、タイトルに「Sony」と「科学」を冠する通り、ソニーのテクノロジーを屈指して、紹介するコンテンツが随所にちりばめられています。
ZONE 01 プロローグでは、200インチ 3面、12mの横長ワイドのアニメーション映像とデジタル地球儀を連動したコンテンツで紹介。
ポイント① 恐竜が飛び出す! 3DCGで鑑賞する恐竜
ZONE 02 発見ラボラトリーには、ソニーの高精細な空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)「ELF-SR1」が3か所に設置されています。この「ELF-SR1」は、3Dメガネなしに、まるで目の前にミニチュアの恐竜が動いているかのようなリアルな映像が楽しめます。
ポイント② 没入感を味わえる360立体音響技術
ZONE 03 フィールドツアーでは、入口にソニーの360立体音響技術を用いた音による仮想的な空間拡張体験をすることができます。そこを抜けると、幼いトリケラトプスの影が白い画面に投影。この小さくてかわいいトリケラトプスがイラストや骨格標本として展示されています。
ポイント③ 迫力のフルCG映像を超高精細なCrystal LEDで体感する
ZONE 04 白亜紀体験シアターは、ソニーの映像製作技術力で、横12m、高さ6.8mの超高精細なCrystal LEDの大型画面に映し出されるフルCG映像を体感するシアターです。
恐竜のCG映像は映画や科学ドキュメンタリーなどで生み出されていますが、今回は恐竜くんがこだわりにこだわって監修。完全フルCGで制作された映像は、登場するトリケラトプスの「レイン」とティラノサウルスの「スタン」などを “キャラクター” としてではなく、実際に存在した “生物” として、現在分かっているベストな状態で忠実に再現した力作。
映像だけでなく、7.1.2chのサラウンド音響システムや、ハプティクス技術(触覚提示技術)により映像に合わせて床からの振動や風の演出など、ソニーの独自技術を詰め込んで、来場者を恐竜時代にいるかのような感覚に誘います。
ポイント④ おうちでも「DinoScience 恐竜科学博」を体感!
コロナ禍でニューノーマルな恐竜科学博の楽しみ方として、オンラインツアー「Xperia “True Remote EXperience” powered by au」を開催します。
実際に恐竜科学博に訪問することができなくても、ソニーの高精細なスマートフォン「Eperia」でおうちでも恐竜科学博を楽しむことができます。
◆恐竜くんと巡る特別解説付きプレミアムオンラインツアー
恐竜くんならではの視点や豊富な知見を交えながらライブで会場をご案内。わかりやすく、楽しく、見どころを紹介します。
【日時】7月26日(月) 19:00〜20:30(予定)
【料金】2,500円
◆恐竜くん・お笑いコンビ ナイツと巡るプレミアムオンラインツアー
恐竜くんならではの視点や豊富な知見を交えながらライブで会場をご案内。わかりやすく、見どころを紹介します。オンラインツアー参加者代表として、特別ゲストのナイツと一緒に楽しく学べます。
【日時】8月2日(月) 19:00~20:30(予定)
【料金】2,800円
◆オンラインツアー
ソニーがライブで会場を案内し、恐竜くんおすすめの見どころを楽しく紹介します。新たに開発したライブ映像配信システムを使って、恐竜科学博 公式キャラクターアニメ「ダイナ荘びより」のメインキャラクターを通して、参加型のツアーが楽しめます。
【日時】8月1日(日)、3日(火)、5日(木)、17日(火)、19日(木)、23日(月)、26日(木)、29日(日)~31日(火) 各日 ①18:30~19:20(予定)、②20:30~21:20(予定)
【料金】1,700円
※各種オンラインツアーについて、詳細は<こちら>をご確認ください。
※料金は税込です
<スポンサーリンク>
? オリジナルグッズやコラボ商品が満載のグッズショップ
恐竜グッズストア「DinoScience Store(ディノサイエンス ストア)」では、公式図録や恐竜科学博のオリジナルデザインのグッズ、スヌーピーでお馴染みの人気コミック『PEANUTS』とのコラボグッズ、オリジナルテーマ曲のCDなど、見ているだけでも楽しい恐竜グッズが所狭しと並んでいます。
恐竜科学博は、公式アンバサダーに日向坂46の小坂奈緒さんが就任。恐竜好きという小坂さんが描いたイラストをあしらった商品も多数ラインナップ。
<スポンサーリンク>
? 食べるのがもったいない恐竜のフードやデザートメニュー
フードコーナー「美食恐竜のキッチン」もこだわりの恐竜メニューの数々がラインナップ。
日向坂46の小坂奈緒さんが描いたティラノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜イラストをあしらった「恐⻯のたまごオムライス」や「恐竜クレープ」「アイシングクッキー」のほか、歯までリアルな「マスクケーキ T・レックス」「恐竜BOXドリンクセット」などなど!
? 本物の化石を発掘体験?! 3種のワークショップ
恐竜グッズストア「DinoScience Store」の正面には、3種のワークショップが楽しめる「恐竜ワークショップ」があります。体験できるコンテンツは下記の通りです。
◆トレジャーハンター!化石発掘体験
恐竜探検家になって、恐竜時代を生きていた様々な生物の天然化石を発掘してみよう! 参加者は、木製ハンマーとノミ(木製)・ハケを使い、巨大な石膏プレート内に埋め込まれた本物の化石を掘り出します。発掘した化石は、「DinoScience 恐竜科学博」オリジナル袋に入れて、持ち帰れます。
※化石の発掘は1名につき1個。
【体験時間】5~15分
【参加費】1,200円
◆恐竜グラスガーデン
自慢したくなるオシャレなインテリア作り! 素材をグラスによそっていくだけで簡単に完成します。まるで、恐竜の世界を閉じ込めたようなかわいい置き物に! 水やりがお手軽な植物「エアプランツ」を使用するため、気軽に育てることができます。専用ボックスも、ここでしか手に入らないDinoScience 恐竜科学博オリジナルデザインです。
【体験時間】5~10分
【参加費】1,800円
◆恐竜せっけんづくり
恐⻯の形をしたカラフルな固形せっけんを作ろう!
赤・青・黄・緑の4色から好きな色を選び、トリケラトプスやティラノサウルスなどの恐竜せっけんを自分の手で作り出します。
※1回の体験で5種類の形を作れます。
【体験時間】10~15分
【参加費】1,000円
※各プログラムの参加券は、「恐竜ワークショップ」入口のレジにて購入可能
※料金は全て税込
※8月17日(火)は、イベント開催のためワークショップは終日休止
? アイドルや人気声優と楽しむ! 必聴の音声ガイド
恐竜科学博は、展示を見るだけでも十分に楽しむことができますが、音声ガイドも “必聴” と言えるほど豪華な内容になっています。
3つのバージョンから1つ選択して聞きながら巡るのがオススメです。
① 少年と恐竜くんバージョン
人気声優・花江夏樹さんが演じる少年が、恐竜科学博の企画・監修をした恐竜くんと一緒に、恐竜の驚きの生態や生き物としての魅力に出会っていく、楽しい音声ガイドです。
【声】恐竜くん(田中真士)、花江夏樹さん(声優)
② 小坂奈緒さんバージョン
恐竜科学博の公式アンバサダーである日向坂46の小坂奈緒さんと一緒に恐竜の魅力に迫る音声ガイド。大の恐竜好きである小坂さんと巡るララミディア大陸の物語。
【声】小坂奈緒さん(日向坂46)
③ドキュメンタリーバージョン
人気声優である森川智之さんの落ち着いた声で、恐竜の世界を臨場感たっぷりに解説する音声ガイド。情報量も多く、大人でも楽しめる内容。
【声】森川智之さん(声優)
※音声ガイドについて、詳しくは<こちら>
? まとめ
恐竜科学博は、さまざまな恐竜が図鑑のように並んだり、映画の中の恐竜のように登場する恐竜博とは違い、
・恐竜研究家の恐竜くんがこだわりにこだわったストーリー性のある展示内容
・トリケラトプスの「レイン」の全身骨格を生で見ることができる超貴重な経験ができる
・ソニーグループのテクノロジーを集結させて恐竜時代を “体感” できる
など、とても満足度の高い恐竜博です。感染症拡大により、気軽にお出かけできない状況にありますが、おうちで楽しめるオンラインツアーもあるので、是非、今年の夏休みはトリケラトプスの「レイン」や白亜紀後期のララミディア大陸の生き物たちに出会ってみてください。
◆「Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2021@YOKOHAMA」概要
【開催期間】
2021年7月17日(土)~9月12日(日)
※会期中無休
※土日祝・特定日は、事前予約/日時指定入場制(先着順)
※特定日︓8月7日(土)~8月15日(日)
【開催時間】
月・火・木・日/9:00~18:00(最終入場 17:30)
水・金・土・祝日・特定日/9:00~21:00(最終入場 20:30)
【場 所】
パシフィコ横浜 展示ホールA
【入場料】
大人(19歳以上) 平日2,800円/土日祝・特定日3,000円
中学生~18歳 平日2,000円/土日祝・特定日2,200円
4歳~小学生 平日1,400円/土日祝・特定日1,600円
※土日祝・特定日は1時間ごとの日時指定。
※販売期間は、4月8日(木)10:00~9月12日(日)17:00です。
<お問合せ>下記、お問合せフォームにてご連絡ください。
URL
ノンプロライター。趣味は野球と写真撮影。自前のカメラ機材を駆使して横浜市内の観光スポットに出没します。お気に入りのフォトスポットは、昼は富士山、夜は美しい夜景が望める横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン」や、春の桜や秋の紅葉など、四季が美しい日本庭園「三溪園」など。
横浜発祥の牛鍋やナポリタン、ビールはもちろん、甘いもの好き。
【Facebook】https://www.facebook.com/welcome.city.yokohama
【Twitter】https://twitter.com/hamako_yokohama
【Instagram】https://www.instagram.com/yokohama_visitors_guide/