【取材レポート】横浜美術館 企画展「澄川喜一 そりとむくり」

横浜美術館

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戦後の抽象彫刻のパイオニアとして、公共の大規模プロジェクトを含む多彩な創作を展開してきた澄川喜一氏の企画展が、横浜美術館で2/15(土)に開幕しました。5/24(日)までの約3か月間、最新作を含む約100点以上の作品・資料を展示する、首都圏の公立美術館で開催される初の大規模な回顧展です。

内覧会には澄川喜一氏、ご本人も登場!

具象彫刻にはじまり、やがて先鋭や抽象彫刻に転じつつ、巨大な野外彫刻や建築分野との協働へと創造の領域をひろげる澄川喜一の決定版ともいえる展示会。2/14(金)に開催された内覧会には、ご本人も登場。今回の大規模個展への想いを語っていらっしゃいました。

自らの創作活動の起点となった山口県岩国市の名橋・錦帯橋
自らの創作活動の起点となった山口県岩国市の名橋・錦帯橋
木のなかに「そり」と「むくり」という本質的なかたち・美を見出してきた澄川氏
木のなかに「そり」と「むくり」という本質的なかたち・美を見出してきた澄川氏

4章構成でみる、首都圏の公立美術館における初の大規模な回顧展

作家としての活動期間は優に60年を超え、今なお創作意欲が衰えない澄川氏。本展では「プロローグ:はじまりとしての錦帯橋」からはじまり、「I. いしずえ:具象をきわめる」「II. 深まり:素材と向き合う」「III. ひろがり:公共空間を活かす」「IV. 匠:そりとむくり」と続く4章構成となっており、その創造の原点、展開と到達点を明らかにしていきます。

抽象表現への転換期に生み出された「MASK」シリーズ (左)《MASK-UN》1965年 山口県立美術館蔵、 (右)《MASK-AH》1968年 宇部市緑と花と彫刻の博物館蔵 ©Sumikawa Kiichi
抽象表現への転換期に生み出された「MASK」シリーズ (左)《MASK-UN》1965年 山口県立美術館蔵、 (右)《MASK-AH》1968年 宇部市緑と花と彫刻の博物館蔵 ©Sumikawa Kiichi
木の面白さに対する飽くなき探求心をみることができる《木の群れ》1992年など(島根県立美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi)
木の面白さに対する飽くなき探求心をみることができる《木の群れ》1992年など(島根県立美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi)

都市の巨大構造物に関わる多彩な創作活動も紹介

東京スカイツリー®のデザイン監修や、東京湾のアクアライン川崎人工島「風の塔」をはじめ、澄川氏が手掛けた横浜市内を含む、全国各地の野外彫刻についてもパネルなどで紹介しています。

URL

https://www.welcome.city.yokohama.jp/eventinfo/ev_detail.php?bid=yw7457