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異国情緒あふれる「山手西洋館」エリアを巡る
2020年12月24日更新外国人居留地として横浜開港の歴史を見守ってきた横浜山手。山手エリアには「外交官の家」や「ベーリック・ホール」、「ブラフ18番館」など、7つの西洋館がどれも入場無料で見学することができます。ハロウィンやクリスマスにはデコレーションも!
1、外交官の家
1910年に明治政府の外交官・内田定槌氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により東京都渋谷区南平台に建てられた。
1997年この地に移築され、国の重要文化財に指定。今なお残るガスストーブやステンドグラス、サイドボード等の家具類が歴史を感じさせる。
2、ブラフ18番館
大正末期に建てられた外国人住宅で、1991年までカトリック山手教会の司祭館として使用されていた。
1993年にイタリア山庭園内に移築復元。館内は震災復元期の外国人住宅の暮らしを再現。ベイウィンドウ・上げ下げ窓・鎧戸・サンルームなど、当時の外国人住宅の特徴が見られる。
3、ベーリック・ホール
イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、J.H.モーガンの設計により1930年に建築。
スパニッシュスタイルを基調とし、玄関の3連アーチやガーゴイルのある壁泉、四つ葉形の窓など見どころ満載。戦前の西洋館としては最大規模を誇る建築学的にも価値のある建物。
4、エリスマン邸
日本の建築界に大きな影響を与え「現代建築の父」と呼ばれたA.レーモンドの設計。絹糸貿易商エリスマン氏の私邸として1926年に127番地に建築された。
異人館的要素を持ちながらも軒の水平線の強調など、レーモンドの師匠であるF.L.ライトの影響も見るこができる。現在の元町公園には1990年に移築復元。
5、えの木てい
1927年に建築され、かつて外国人居留だった山手に残る数少ない西洋館のひとつ。暖炉、木製の上げ下げ窓、150年以上昔のアンティーク家具など古き良き横浜の雰囲気が今も残る。
1階はカフェ、2階は個室(6名まで)とスィーツショップがある。
6、山手234番館
朝香吉蔵の設計により、1927年頃に建築された外国人向けのアパートメントハウスで、横浜市に現存する数少ない遺構の一つ。
戦後の米軍による接収を経て、1980年頃までアパートメントとして使用された。
7、横浜市イギリス館
1937年に英国総領事公邸として建築。明るく開放的な設計と高い天井や重厚なドア、美しい寄せ木の床面など、当時の王室の威厳を感じることができる。
1990年横浜市指定文化財に指定。
8、山手111番館
J.H.モーガンの設計により、1926年にアメリカ人J.E.ラフィン氏の住宅として建築。
スパニッシュスタイルの赤瓦と白い壁が美しい西洋館。
地図
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